レーシックを受けて以来 全てが暗くぼやけて見え、常時サングラスをかけているよう

30代男性
都内某大手クリニック (薄い角膜用に対応した)レーシック
■レーシックを受けた理由
サーフィンやスノーボードを裸眼で楽しみたかったため。
また出張や旅行が多くコンタクトと眼鏡を持ち歩かないで裸眼で
生活したかったため。
■事前のリスク説明の内容。現在のような状態になるという説明はありましたか?
現在の状態に関して一切ありませんでした。
クリニック側の説明は以下のとおりです。
「近視が戻る可能性はゼロではありません。しかし、0.5以下になることは無い、
ほんの少しハロ、グレアがでる可能性があります。
最悪の場合でも裸眼で生活できます、再手術も可能。
年をとって裸眼が少し厳しくなってきたらコンタクトをする事も可能」
実際は術後3ヶ月でレフ値で-2.75D 実際は裸眼視力0.06 矯正視力0.5程度
(過矯正ならもっとでます)両眼に乱視(不正乱視含む)、
ダブルビジョン(単眼複視)、スターバースト、外斜視、コントラスト感度の
急激な低下、到底耐えることのできないハロが発生しました。
■実際どのような後遺症がありましたか?
そのことで生活にどのような支障が出ていますか?
まず眼のピントが常時あわないため眼睛疲労が蓄積します。
連続PC作業ができる時間が4時間を超えると肩こりと頭痛がします。
また薄暗い部分では乱視が強調され作業自体が困難になることもあります。
白いシャツをきている人を見るだけでもハロが発生します。

暗所ではスターバーストが発生します。

近くから遠くを見たとき、明るいところから暗いところ、
暗いところから明るいところを見た時にピントがあうまで
数秒かかることがあります。健常者だったころはありえないことです。
夜間の運転にかなり気を使うのと、サーフィン等で本当に真っ暗な海岸を
運転する時は友人に運転を替わってもらっています。
コントラスト感度が低下しているため、色の区別がつきません。
自分の車だと思って同種の色違いの車のドアをあけようとしてしまったり、
デパートで服を買おうとして店員さんに黒と紺色のジャケットを勧められて
区別が全くつかなかったのでショックを受けました。

室内だと見え方が悪くストレスがたまるので昼休みは常に外にいます。
自分の部屋にいてもテレビがハロで出演者の顔が見えなくて鬱になるので
なるべく外に出て運動するようにしています。
暗所が全くみえないのでクローゼットの中や、車の中、飛行機の中等で
ペンライトが必要になりました。
またコントラスト感度の低下から大好きだったスノーボードを
行えなくなりました。(曇っていると雪面と空との間の区別がつかない)
レーシック後2012−2013シーズンは一度も行きませんでした。
これは米国に住んでいた期間を除くと、16歳でスノーボードを始めてから
初めての事です。
以前は多い時で年間30回以上 シーズン券も購入してスノーボードを
行っていた愛好者です。2013-2014シーズンはコンタクトで過矯正にして
行う事ができるか試したいと思っています。
■それをクリニックの医者に訴えたときの反応はどうでしたか?
「様子をみましょう」「ヒアレインだしておきます」 ばかりでした。
「何故コントラスト感度の事をインフォームドコンセントしなかったのですか?
これは病院の方針ですよね?
0.5以下にならないというのは何の根拠があってそうおっしゃったんですか?
角膜トポグラフィーの正確な読み方を教えてください」と都合の悪い点について
担当医を問いつめたときには何も答えず。こちらを見る事も無く
ただカルテを見て黙りこんでいました。
■現在の状態と、自分なりの後遺症への対処方法
運動(サーフィン)をすると肩こりがとれ、また気分が晴れるので
これまでにないくらい無理矢理、体を動かしています。
見えないのが辛いと思って寝ていると逆にどんどん悪化していきます。
ミドリン、サンコバ、ヒアレインがメインの目薬です。
調節麻痺が起きているようなので、寝る前にミドリンもしくはサンコバを
時々点眼しています。若干翌日視界が明るくなっているのを感じれる時が
ある程度の気休めです。
■レーシックを希望している人々に一言
後遺症については基本的に治療法が無いのが現状です。
大学病院にいって症状を訴えても、「あ、そんな風に見えてるんですね、
うーんなんで矯正視力がでないだ ろう」などと言われるくらいで
基本的に治療法が全く確立していません。
眼鏡やコンタクトで矯正視力がでるならば、不可逆なリスクを取る必要は
全く無いと思います。
医療には何万症例中、何例くらいの事故だったら社会的に許容されるという
基準がないようです。飛行機だと一般的に100万飛行時間に1件などと
あるようですが。データがないので感覚値ですがレーシックのそれは、
社会の許容範囲をはるかに超えていると思います。
■厚生労働省、日本眼科学会、クリニックに一言
ク リニックの心ない医療で不必要な苦痛を味わい、さらに他の病院でも
相手にしてもらえず、何重にも精神的、肉体的、経済的ダメージを
受けている患者が溢れています。
非人道的な医療行為を継続しているクリニックおよび医師に対しての
行政処分とレーシック/美容整形業界全体の改革を強く望みます。